それは街の寝息さえ 聴こえてきそうな夜だった 群れにはぐれだ魚のような 僕は1人 浮かんでいた 最後に聴いた言葉も 思い出せない速さで 君は遠くの宇宙へ 船を浮かんべ 旅に出た 少しだけ霞んだ12月の空に 堪えきれなかったみたい 涙が 落ちた さよなら1つさえ まだ言えないままだけど 君がいなくても ほら 笑えるよ歌えるよ ここで歌っているよ 手紙を出せたらいいな 伝えたいことがあるから だけど もう 届かないから せめて歌にしてみるんだ 少しだけ滲んだ12月の空に 堪えきれなかったみたい 言葉