そして ... 女神が舞い降りたる地は―― 後の世に楽園と謳われる 詩情溢れるアルカディアの山々 暮れ泥む秋の日の憧憬―― 其れは...未だ世界の悪意を識らぬ幼子の戯れ... ――そして...季節は廻り... 運命の歯車は再び...静かに廻り始める-- 二度と還らざる 淡き少年の日々 空を翔る鳥は何処までも 飛べると信じてた やがて振り返る 淡き少女の日々 水に映る月を何時の日か 取れると信じてた (生まれた時から 一緒だった) (二人は何時も 一緒だった) (絶えず 一緒だった) 優しい父と