譲り叶の下で·蝶のゆめ


arcane753. 譲り叶の下で·蝶のゆめ歌词

10/07 17:48
人里離れた 夏の山の麓 神社の影から 静かな森へ 誰も通らない 脇道で見つけた 名も無き塚にも 蝶が寄り添う けれど 僕は独りきり 木漏れ陽の下 ただ擦り抜ける風のように 隙間の空を仰ぐだけで 何もかも全てが 視えていると思っていた 届かなくても 背中預けた譲り葉の樹 落ちる葉が絡んだ髪を解いて 土の底へ 僕は眠りに落ちてく- 古びた閨に射す光 袖を濡らす ――君は誰? 蝶のゆめ ――蝶々の声? 羽は何処? なくした羽を ――息を呑む 白い肌 嘆き続ける ――瞳に映る 泣き顔 望めば孤独を断ち切