ねえ 運命が狂ってしまった日の 空をまだ覚えている? 世界中の「悲しい」にもオレンジが灯る 僕の影が君を乗せていく ねえ いつだっけ? 知らないうちに うまく笑えなくなった 愛憎や欲望なんかに踏みつけられて 何も信じられなくったんだ 僕の背中を撫でる黒髪 空を駆け下りた 君を乗せて 何処かで終わる黄昏の空 あの頃の僕たちを連れていく ねえ 知っているよ とっくに君は この世にはいないってこと 無愛想なしかめっ面も 目元の隈も からかわれることもないんだね そして 君(きみ)の 時計の針が 今日は