雨の匂い 煙るタワー いつもの場所 待ち合わせた午後 ふと漂う その大人の残り香 どこから連れてきたの? 交わす言葉 無くしたままそっと 唇噛む 答え探す ただ俯く俺の 眼鏡をあなたがはずす夜 レンズで隠したのは 冷静さを保つだけじゃなくて 心許すことなど無いはずの 自分が怖かった わずかな時間(とき) あなただけに見せる 本当の顔 疲れ果てた うたた寝する俺の 眼鏡をあなたがはずす夜 高まる気持ち おさえて振り返る 手を振るあなた 涙が頬つたう俺の 眼鏡をあなたがはずす夜 あなたが眼鏡をはずす