歪んだ王国に ぼくたちは住んでる 歪んだ鏡を守っている 歪んだ王国の歪んた鏡にぼくときみだけが まっすぐにうつる 広間にさしこむ日射しの角度は 凍りついたように幾千年 動かない ほかに誰もいない ふたりだけの国で ヒスイの玉座に さみをそっと すわらせて やさしくきみの目に 目かくししてあげよう 白い省筋に キスをあげよう 歪んだ王国に ぼくたちは住んでる ほかに住めるとこるが ふたりにはない ここでだけガラスの美しい花が咲き 泉は歌い 風はまどろむ 広間の池下には 巨大な迷宮 ひとすじの光も射