春の匂いも 芽吹く花も 立ちすくむあたしに 君を連れてはこない 夏が来る頃は 明け方の雨 静かに寄り添って かけら拾い集める 秋が過ぎたら きっとあたしは のびた黒い髪を 切り落としてしまう 愛しい人よ離れ顔なんて 3日もすりゃすぐに忘れてしまった ただ染みついて消えないのは煙草の匂い 君を待つ日々は 足りない 切ない 鳴り止まない 不協和音が響き合って それがあたしの 枯れない 溶けない 鳴り止まない 孤独の唄 来来来- かすかな別れを漂わすこともなく 足音は突然絶切れた あぁ悲しくも美しき白