最終日のゼミは長く 俺たちは汗ばみながら 胸の中で卒業までの日々を数えてた 就職のコネクションをひけらかす仲間の声が ビルに映る曇り空のように ふたりの恋を押しつぶした ※90年代のラヴ・ソングを贈ろう 消えちまったあの涙に 俺の中でそっとそっと 歌えなかったラヴ・ソングを歌おう あの日の俺の場違いな 若さの国境を越え 忘れそうな微笑みが すれ違う次の夜も もっともっときっとあの切なさに届くまで※ 国道沿い風は強く 人ごみに俺は流され もがきながら誇れるものを今日も探してる 行き過ぎるだれも彼も