黒い羽根が導いた あの夜 空に星はなく 重い闇の中 あなたは泣いているように見えた 誰もいない路地裏の 足跡はすぐ白に消え かざす手から零れ落ちる 夢の欠片 儚く 憎しみ宿す瞳に映る少女は泣いているの? 今宵.可哀想な私に心を下さい 冷たい雪のような細い指 紡ぐは背徳 擦り切れたこの身をあたためる あなたは優しい 羽根が千切れても 甘い音 奏でる 刺に目を瞑り 深い罪を負う あなたは震えてるように見えた 触れ合っても届かない 空回る想い地に堕ちて 今宵.可哀想な私にあなたを下さい 冷たい雪のよう