壊れた記憶の中 誰かが音を鳴らす 私の部屋に灯る光に呼ばれて 優しく踊る旋律 隣で貴方の手が奏でる詩は 何故か懐かしく響く 心の奥が軋む理由(わけ)をどうして忘れていたの? 時計の針が動かないのは あの日から刻をとめた証 憶えのない罪を重ねて 私でない Malice(わたし)は血を求めて 全てを奪い去る夜は 白い月も朱く染めゆく Malice le este. (あの朱かい月が欠けているように) Rem le este. (私は欠けている) 鏡に映らずとも この瞳(め)に映る君と 過ごした部屋は