友川かずき


友川かずき 桑名の駅歌词

11/27 20:22
桑名の夜は暗かつた 蛙がコロコロ鳴いてゐた 夜更の駅には駅長が 綺麗な砂利を敷き詰めた プラットホームに只独り ランプを持つて立つてゐた 桑名の夜は暗かつた 蛙がコロコロ泣いてゐた 焼蛤貝(やきはまぐり)の桑名とは 此処のことかと思つたから 駅長さんに訊ねたら さうだと云つて笑つてた 桑名の夜は暗かつた 蛙がコロコロ鳴いてゐた 大雨の.霽(あが)つたばかりのその夜は 風もなければ暗かつた 「此の夜.上京の途なりしが.京都大阪間不通のため.臨時関西線を運転す」 专辑:中原中也作品集 歌手:友川かず

友川かずき 汚れっちまった悲しみに歌词

10/24 06:41
汚れつちまつた悲しみに-- 汚れつちまつた悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れつちまつた悲しみに 今日も風さへ吹きすぎる 汚れつちまつた悲しみは たとへば狐の革裘[かはごろも] 汚れつちまつた悲しみは 小雪のかかつてちぢこまる 汚れつちまつた悲しみは なにのぞむなくねがふなく 汚れつちまつた悲しみは 倦怠[けだい]のうちに死を夢む 汚れつちまつた悲しみに いたいたしくも怖気[おぢけ]づき 汚れつちまつた悲しみに なすところもなく日は暮れる-- 专辑:中原中也作品集 歌手:友川かずき 歌曲:汚れ

友川かずき 六月の雨歌词

10/17 04:56
山に清水が流れるやうに その陽の照つた山の上の 硬い粘土の小さな溝を 山に清水が流れるやうに 何も解せぬ僕の赤子は 今夜もこんなに寒い真夜中 硬い粘土の小さな溝を 流れる清水のやうに泣く 母親とては眠いので 目が覚めたとて構ひはせぬ 赤子は硬い粘土の溝を 流れる清水のやうに泣く その陽の照つた山の上の 硬い粘土の小さな溝を さらさらさらと流れるやうに清水のやうに 寒い真夜中赤子は泣くよ 专辑:中原中也作品集 歌手:友川かずき 歌曲:六月の雨

友川かずき 坊や歌词

10/15 22:16
またひとしきり 午前の雨が 菖蒲のいろの みどりいろ 眼うるめる 面長き女 たちあらはれて 消えてゆく たちあらはれて 消えゆけば うれひに沈み しとしとと 畠の上に 落ちてゐる はてしもしれず 落ちてゐる お太鼓叩いて 笛吹いて あどけない子が 日曜日 畳の上で 遊びます お太鼓叩いて 笛吹いて 遊んでゐれば 雨が降る 櫺子の外に 雨が降る 专辑:中原中也作品集 歌手:友川かずき 歌曲:坊や

友川かずき 生きてるって言ってみろ歌词

10/14 14:00
歌:友川かずき 作詞:友川 かずき 作曲:友川 かずき ビッショリ汚れた手拭いを 腰にゆわえてトボトボと 死人でもあるまいに 自分の家の前で立ち止まり 覚悟を決めてドアを押す 地獄でもあるまいに 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ 夢と現実ぶらさげて 涙と孤独を相棒に コケシでもあるまいに 長髪マンネリいさぎ良さ 根っこの太さはどこへやら 墓石でもあるまいに 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ 不幸な面して宙を噛む ただれた

友川かずき 春の日の夕暮歌词

10/13 05:03
トタンがセンベイ食べて 春の日の夕暮は穏かです アンダースローされた灰が蒼ざめて 春の日の夕暮は静かです 吁! 案山子はないか――あるまい 馬嘶くか――嘶きもしまい ただただ月の光のヌメランとするまゝに 従順なのは 春の日の夕暮か ポトホトと野の中に伽藍は紅く 荷馬車の車輪 油を失ひ 私が歴史的現在に物を云へば 嘲る嘲る 空と山とが 瓦が一枚 はぐれました これから春の日の夕暮は 無言ながら 前進します 自らの 静脈管の中へです 专辑:中原中也作品集 歌手:友川かずき 歌曲:春の日の夕暮

友川かずき 夏の日の歌歌词

10/08 08:36
青い空は動かない. 雲片一つあるでない. 夏の真昼の静かには タールの光も清くなる. 夏の空には何かがある. いぢらしく思はせる何かがある. 焦げて図太い向日葵が 田舎の駅には咲いてゐる. 上手に子供を育てゆく. 母親に似て汽車の汽笛は鳴る. 山の近くを走る時. 山の近くを走りながら. 母親に似て汽車の汽笛は鳴る. 夏の真昼の暑い時. 专辑:中原中也作品集 歌手:友川かずき 歌曲:夏の日の歌

友川かずき 殺されたくないなら殺せ歌词

10/06 05:24
故里の駅にある ざらざら乾いたのどかさが 俺の刃物に泥を塗る 殺されたくないなら殺せ 殺したくないなら首括れ 優しさが街を焼けば 卑しさそれに水かける 俺の心臓は水びたし 殺されたくないなら殺せ 殺したくないなら首括れ 狂った若い歌手が 死んだ猫を連れ込んで ロックンロールをきかせてる 殺されたくないなら殺せ 殺したくないなら首括 专辑:ゴールデン☆ベスト 歌手:友川かずき 歌曲:殺されたくないなら殺せ

友川かずき サーカス 歌词

10/04 17:20
中譯版轉自網絡,非原創 請參考:http://www.douban.com/group/topic/7011238/ 幾時代かがありまして 茶色い戦争ありました 幾時代かがありまして 冬は疾風吹きました 幾時代かがありまして 今夜此処(ここ)での一(ひ)と殷盛(さか)り 今夜此処での一と殷盛り サーカス小屋は高い梁(はり) そこに一つのブランコだ 見えるともないブランコだ 頭倒(さか)さに手を垂れて 汚れ木綿の屋蓋(やね)のもと ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん それの近くの白い灯が 安値(やす)

友川かずき 湖上 歌词

10/02 10:22
湖 上 輕盈的月亮升起來时 我們駕著小舟出去玩吧 讓細波輕輕地拍打 讓風兒柔柔地吹 遠處的湖很有趣吧 當棹子劃過水面 就像呢喃的細語 偶爾會打斷我們的交談 月亮也在傾聽嗎 離我們再近一點兒就好了 我們接吻時 讓月亮站在我們的背後 你變得那麼健談了 似乎有點率性 我在耐心地聽著呢 --但是不要停下劃槳的手 輕盈的月亮升起來时 我們駕著小舟出去玩吧 讓細波輕輕地拍打 讓風兒柔柔地吹 专辑:俺の裡で鳴り止まない詩 歌手:友川かずき 歌曲:湖上

友川かずき 帰郷歌词

09/30 11:31
柱も庭も乾いてゐる 今日は好い天気だ 縁の下では蜘蛛の巣が 心細さうに揺れてゐる 山では枯木も息を吐く あゝ今日は好い天気だ 路傍の草影が あどけない愁みをする これが私の故里だ さやかに風も吹いてゐる 心置なく泣かれよと 年増婦の低い声もする あゝ おまへはなにをして来たのだと-- 吹き来る風が私に云ふ 专辑:中原中也作品集 歌手:友川かずき 歌曲:帰郷

友川かずき 臨終歌词

09/30 07:17
秋空は鈍色にして 黒馬の瞳のひかり 水涸れて落つる百合花 あゝ こころうつろなるかな 神もなくしるべもなくて 窓近く婦の逝きぬ 白き空盲ひてありて 白き風冷たくありぬ 窓際に髪を洗へば その腕の優しくありぬ 朝の日は澪れてありぬ 水の音したたりてゐぬ 町々はさやぎてありぬ 子等の声もつれてありぬ しかはあれ この魂はいかにとなるか? うすらぎて 空となるか? 专辑:中原中也作品集 歌手:友川かずき 歌曲:臨終