白い旅行カバンを 渡すとき そっとふれたあなたの やさしい手 ひとごみに言葉を かき消され 涙がさよなら いっていた いいのよ もういいの 私のことは 泣いてついて ゆきたいけれど あなたには あなたのみちがある いつも心に 決めていたの わかれという日が くるのを 雨がいつか涙と ぬれるとき そっとぬぐうあなたの やさしい手 汽車はすぐそこに 来てるのに じっとみつめている やさしい眼 さあ行って もういいの 私のことは 泣いてついて ゆきたいけれど あなたには あなたのみちがある いつも心に