息する内に気づけばそれらは ボクの中に二つだけ根を張らせ 生き写しの菓子と銃は逆さま色 まるで双子でした 執着的 万事(ばんじ) 正当化なんてざらで 人は正義心を忌(い)み嫌い 偽善と詠(うた)う 優しいはずの気持ちなんて なんて なんて 無視して 誰のことでさえ指差して嗤(わら)い嘆(なげ)いた 流れてゆく世界の果てに ボクはそんな悪意がいなくなる 夢をみたんだ どんな彼も皆 欲は持つもの まるで否定する気はないけど 何(なん)かの為に流す涙とか ないの?と人並みに揺らしてみた 槍玉(やりだま