こんな気持ちはじめてと僕は言う 何の気ないそぶりで君は言う 私たちはじめて出会ったんだもん そんなの当たり前だよ.と君は言う もしも俺が明日死んだらどうすると問う すると目も合わさずに君は言う そんなの起こってみなきゃ分からないと言う 少し怒ったような顔で 君は言う なんでか 僕は 嬉しくなって 笑ったんだ 『生まれてはじめて』と『最初で最後』の 『一世一代』が君でした あぁ『寝ても覚めても』『後にも先にも』 そういった類のものでした 当たり前の日々などいらないと言う するといつもの調子で君は語