その日は随分と平凡で 当たり障り無い一日だった 暇つぶしに聞いてたラジオから あの話が流れ出すまでは 「非常に残念なことですが. 本日地球は終わります」と どこかの国の大統領が 泣きながら話をするまでは. 窓の外は大きな鳥たちが空覆い尽くしてく渋滞中 三日月を飲み込んでどこかへと向かってる やりかけてたゲームはノーセーブ 机にほぼ手つかず参考書 震える身体をいなす様にすぐにヘッドフォンをした 不明なアーティスト項目の タイトル不明のナンバーが 途端に耳元流れ出した 「生き残りたいでしょう?」 蠢