さよならって言えなかった キミの顔も見れないまま 何よりも大切だと知っていたはずでも 真夏のレイトショーに ひんやりと夢とうつつ 氷水の中の果実 寂しそうに沈んでいく 閉じ込めた言葉を取り出せない時間が どんどん進んでいくの 自分の中に眠る小鳥は空を願う 「今すぐ鍵を外して.」 さよならって言えなかった キミの顔も見れないまま 何よりも大切だと知っていたはずでも 秘密の心で返さないで いつでも受け止められるの ここは自由な場所 どこにでも行けるから 夕暮れ色染まっていく 一人きり歩きながら 失う