「ねえ 鼓膜 溶ける感覚 指の 先で 光る体温 僕は 未だ わからないよ」 時が経てば 忘れてしまう いつかの君も 色褪せてしまう でも僕は 未だ. 「忘れないよ」 まわる まわる 世界は 僕の事など無視をして 何も知らずに そっと 僕の心 錆び付かせる もう君を守るなんて言えないな こわれ こわれる 僕は 誰も 信じられなくなる 「誰も知らずに そっと 雨に溶けて 無くなる」とか ああそんなふざけた事 言えないな ああ ああ 鼓膜 突き破る赤 頭の裏で 溶けてなくなる そう僕はまだ 聴こえ「な