窓越し 季節巡り 春風 頬を撫でる 眼下に命芽生え 近づく ささめごと 一年と 言われては 誰が為に 彼の為に 窓辺に広がる 薄紅の花 儚き様 尚美し 桜が咲くまで 此処にいるから 胸を借りて泣いていいですか? 戸惑いながらも 離れる様に はらり はらり 花散るらむ 桜が咲くまで 此処にいるから どうか 覚えていて欲しい 窓越し 扉越しに 伝える 心ひとつ 夢なら 見続けてる 今でも これからも 現世と 言われては 何が為 声を涸らすのか はらり はらり 桜葉舞い散る どこか どこか どこか切な