僕等の暮らす街にはもう何年も雪が降らない
だから毎年冬になる度に決まって君は言う
「今すぐ雪を降らせてよ」 なんて子供みたいに笑う君が
恥ずかしいから言わないけどね 本当に好きだったよ
急に手を掴み立ち止った君は 何故だか妙に寂しそうで
幸か不幸か澄み渡った冬空を見上げて 言ったんだ
「ねぇ、次の冬こそはあの日みたいに雪が降ればいいね」 って
君は僕に気付かれない様に何故か泣いていた
僕は君と このまま止まることの無い時間を
変わる事の無い未来へと歩いていくと思っていた
その遠くない未来こそが僕等二人を永遠に切り離すなんて
僕だけはまだ知りもしなかったんだ…
意地を張りがちな君はいつだって僕の先を歩こうとして
何が合っても僕には気付かれないよう強がって笑ってた
だけどあの日…堰を切ったかのように急に泣きだした君は
もう既に君自身に残された時間の最期を悟っていたのかな
君が泣いて 空も泣いて やがて雪が降った
雪は徐々に二人の足跡と共に何かを消していく
君が告げた 【二人の為の決断】 は
もう変える事の出来ない「 」
4年前、雪の日に僕等は出会って
4年ぶりの雪の日に別れた僕等
君が最後に言った 「ごめん」 の本当の意味なんて
まだ何も知らない僕を残して 君は一人 眠った
あれから…僕は一人 止まることの無い世界を
戻る事も出来ず 変わる事も無い未来へと歩いているよ
けど、君のいない世界でただ無気力に生きる事だけじゃ
僕には何の意味も無いんだと分かってしまったんだ
ごめんね…
例え"この"行為が許されない事なのだとしても
今すぐ 君に会いに行きたいと願ってしまったんだ…
- 专辑:ミドルノート
- 歌手:ユナイト
- 歌曲:snow slow