黒い猫 白い花
向かい合う
君は誰?
捨てられて 独りぼっち
感情なら そこに忘れた
ライン引いて 四角描いて
それ以上は 踏み込ませず
目に留まった 白い花
何故か 綺麗だと感じたんだ
鈴の音が 虚空に響く
「まだ目を瞑っているのなら これからは此処に来てごらん?」
今はまだ分からなくても いずれ気が付く時がくるから
生まれた理由探してるなら その答えも見つかるだろう
そう言って 風に身を任せた
暫くの間は 変わらない毎日
だけど 少しずつ
何かが変わって行く
ねぇ これは何―――?
花が咲き 鳥が鳴き
風が吹き 月明かり
雨が降り 雲流れ
星光り 日が昇る
感情ならそこに置いてきた
忘れてきた 見失ってきた
あると 辛くなってくから
独りが楽と 目を瞑ってた
今溢れてくる涙の理由
どうして君は嬉しそうなの?
「だってほら 気がついたんでしょ?」
どうして泣いてるの?
居なくなるのが怖いの?
枯れる 解ってる
そのために生まれてきたんだから
巡る 巡る この世界と 一つになるの
ただそれだけ 怖くないよ
だから ほら―――。
その俯いた顔を上げてよ
大丈夫、もう独りじゃないよ?
花が、鳥が、風が、月が
いつも一緒に居てくれたでしょ?
私が土に還る代わりに
また新しい花が咲くから
「春になったら その子の事よろしくね?」
形として此処に在るならば
いずれは無くなってしまうから
いつか その時が来たら
僕の体も 砂になるだろう
だから その時まで出来る事
精一杯 何かを残す事
この世界に爪跡を残そう
46億年の歴史に ちっぽけな傷を刻もう
- 专辑:meer
- 歌手:←P
- 歌曲:黒い猫と白い花