螺旋の木に綴る一節
作詞:鉄分P
作曲:鉄分P
編曲:鉄分P
唄:KAITO
コーラス:鏡音リン
風が紡ぐ街へと一人荷を背負い
鼓動の先を告げる絆を 今はまだ知らずに
遠く離れし郷里(さと)の願いを抱いて
道行く人に尋ね歩く この風の行方を
かつて災いを運んできた種は
何れまた同じ業を積み上げるのだろう
根源を繋ぐ螺旋の木よ
この地に住まう者全てに伝えて
もしも明日を包む光を望むなら
新たな道の先をどうか拒むなかれ、と
旅空の下過ぎゆく小さき邑々(むらむら)は
朽ち果てて忘れ去られる
病に蝕まれて
古き縁(えにし)を辿る掟を廃せば
凝り固まった鬱念が 其を許さず縛り付ける
遠き大地よりもたらす異郷の知と技を
否定されて踏みつぶされて何も救えぬことを知った
苦しむ人がいる それを和らげる術もある
けれどそれを望まぬ者に
どうしてこの手を伸ばせようか
<嘆かないで 外つ国人よ
貴方の厚意を疑いはしない
けれど風と歩んできた
我らには我らの法があるのです>
諦めに沈んだ私に
ほのかに笑いかけてくれた
少女が語る古よりの約束 即ち……
風と大地へ捧ぐ生命(いのち)を 少女は抱き逝くのだろう
無力に立ちすくむ私に ただありがとうと笑って
優しき魂に安らぎを 愛しき心に祝福を
君が守らんとしたこの地に 私は挑もう 何度でも
<風と生きる我らの約束
恐れはしないわ 誇りにこそ思う
螺旋のゆりかご 再び廻るから
気付いてください また逢えたなら>
(根源を繋ぐ螺旋の木よ
この地に住まう者全てに伝えて
もしも明日を包む光を望むなら
天へ送る火をどうか恐れないよう)
- 专辑:KAITO民族調コンピレーションアルバム「AO」
- 歌手:VOCALOID
- 歌曲:螺旋の木に綴る一節