「うすべにの花が 散っていく様(さま)を ゆきのようです」と 君は言いました あまやかに薫る君のえがおは 桜の花より なお美しく 终わりの近い恋と 知っていたけど 君と出会えたあの春の日に ふたりて见上げた桜の花 今年もまた美しく咲いて 风と踊っています 君と过ごせたあの夏の日も 君と歩いていた秋の日も 君を抱きしめてた冬の日も すべてが宝物 今この手纸を君が読むとき うすべにの花は散っているでしょう 私もその场所にはもういないでしょう けれど どうか泣かないでください これはすでにわかっていた