霜月はるか 森羅歌词


天雨サ 雲影静ユ
云命タ 言 舞二時雨 隨 譜
常明ツ 常世供ル
寸命ト 未遠見ツ 翠ヲ 流 涙
花実サ 葉枝霜ユ
弥翠タ 常 葉裏二露 音 澄
古鳴ツ フ玲続ル
焉名ト 至歳ト 森羅 老 雨

この土地に、この森に、天の恵みたる雨が、静かに降りそそいでいる。
雄大な雲は刻一刻と姿かたちを変え、私たちに自然の大きさを感じさせる。
そんな自然に比して儚い命、すなわち私たち人間が、時雨の中で祭事を行い、
歌い舞い、祈り感謝する理由は、その神楽の譜面にあるがままである。

永久に輝きを失わず続いてゆくであろう自然の営み、この万緑の森に対し
私たち人間が平伏して供え奉るものは、このたわいない命のすべてであり、
同じく遠くに目をこらすけれども未だ果ての見えぬ翠、
すなわち自然への畏敬と、心から流れる涙である。

その木は、実も花もたいそう立派であり、加えてその葉は、
枝に霜が降りるようなときにも、いよいよ常緑に輝いている。
葉の裏にとどまった雨露などがふれ合い、すがすがしく鳴りわたっているさまは、
遠い昔から今まで続いてきたし、これからも何ら変わらないであろう。

いずくんぞ、その永遠に響きわたる音が、森羅万象が、
雨にうち降られつつ名実ともにだんだんと歳老いてゆく私たちに間に、
一体どうして似ているものだろうか。いや、似ているものではない。

  • 专辑:Ancient Colors Infinity vol.1 泰東ノ翠霞
  • 歌手:霜月はるか
  • 歌曲:森羅


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