朔月の世に 人目知れず この地に降り
空の夢 眠り続けて待たん
すくい挙げた鉢に 映る月に願い
竹の花を結いて 恥じらえぬ侭
永久に届く枝の 魂離り還らん
けして絶ゆまぬ刻を独り繰り返すこともなし
眉月に寄り はらり落つる露に触れて
言の葉まで飾る一片の花
焔 穢れ祓え 緋の衣を纏い
手繰り寄せた月に逢うこともなく
龍をあやすように 耐え難く語らん
何時か目覚める刻に そっと心音を傾けし
弓張に酔い しとど濡れる髪を上げて
まどろむまで 夢時奏でる調べ
雛鳥の詩 貝のように閉じる前に
響き給え 果てぬ想いをのせて
夕月が昇る頃 いざや
十日夜中々に 満ちず
十三夜過ごせども 未だ待宵に迎えて
望月の夜 空を見上げ 涙にくれ
懐かしむは いと悲しき恋綴り
雲居に掛かる 虹の橋に目もくれずに
叶わぬ夢 祈り続けて往かん
立待ちて迎えしは 誰か
居待てども撫切りし 何故か
寝待たずはいみじくも 何処か
宵闇に隠れて
晦の夜 竹の葉擦れ 月に梳けて
永遠の姫 束の間の夢を見る
- 专辑:TOHO Vocal Remixes Single Second Collection
- 歌手:Golden City Factory
- 歌曲:姫竹取ノ抄 - true narrative