中恵光城 玉響蛍歌词


玉響蛍

作詞 :中恵光城  作編曲 : 如月秋祐

盛者必衰 永久は何処にもありません。
命でさえも 瞬いた途端に消えるもの。
贄を捧げて 厄を遠ざける村儀式
蓋を開ければ 醜い厄介払いでしょう?

玉響 ゆらゆら 揺れて
穢れ知らぬ蛍は
玉響 ゆらゆら 揺れて
淡く命燃やして

 ほ ほ ほたるこい
見知らぬ者に玩ばれる前に
私のようになってしまう前に
誰も居ない闇へと消えてしまいなさい
見えない声に四肢を絡ませて
 ほ ほ ほたるこい

佳人薄命 誰もが哀れみを嘯き
病の果てに 尊い贄へと仕立て上げる。
皆口々に 全ては世の為人の為と
素知らぬ振りで 小さきものを踏み躙る。

玉響 ゆらゆら 揺れて
穢れ知らぬ蛍は
玉響 ゆらゆら 揺れて
望み崇めるならば

 ほ ほ ほたるこい
その契りは 嗚呼 今宵壊してしまおう
私のような蛍はもう要らない
自らあの闇へと消えてしまえばいい
牡丹の散った 余韻も残さずに
 ほ ほ ほたるこい

「あなた方が求めているものは、都合の良い人形(ひとがた)……
そんなにも、この蛍を崇めたいですか?
綺麗ごとを並べ、そんなにも無垢な振りをなさりたいのですか?

鬼より、あやかしよりも、何よりもヒトこそが恐ろしくおぞましいモノ…
分かりませんか? ……ならば、私があなた方の正体を、この村に巣食う醜い姿を曝け出しましょう」

「……ほら、この私のどこが、穢れのない贄でありましょう?」

 ほ ほ ほたるこい
哀れみの視線(め)は 悪意へと変わる
握りつぶした蛍は私自身
鬼の住まう闇へと放る人々が
どんなものより 狂気に満ちていた
空蝉の鬼 名付けて然るべし
 ほ ほ ほたるこい
 ほ ほ ほたるこい

  • 专辑:喫茶りどる
  • 歌手:中恵光城
  • 歌曲:玉響蛍


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